2006年 いだきしん イランコンサート「Peace Message」

2006年11月10日、11日両日、イラン、テヘラン、サーダバード宮殿にて、いだきしんコンサート「Peace Message」を開催。

  • 出演:いだきしん
  • 日時:2006年11月10日、11日
高麗恵子メッセージ いだきしんイラン、テヘランコンサート「Peace Message」に寄せて

 例年にない寒波に見舞われ、コンサート会場であるサアダーバード宮殿は、標高1700mの高地であり、マイナス10度となっていました。前日早朝6時日本からの連絡によりツアー客を乗せる飛行機が日本に到着しておらずテヘランに戻って来た為、10日のコンサートには日本からのツアーのお客様は行けなくなったとの知らせを受け、不安に襲われました。ウズベキスタン領空にての飛行を拒否されたという尋常でない原因に、物事が整理出来ず不安でいると、立て続けに電話が鳴り続け、この状況をどう打開するかを考え始めました。
 前夜、生命から生まれる言葉を詩に書いていました。「新しく生まれる芽を育てていくことが新しい時代の礎となる。困難により知恵が生まれ、生きる力となる。」と書いた詩を心に思い、この困難を乗り越えていけば大きなチャンスとなると気を持ち直し、最終的に翌日も2日続けてコンサートを開催出来ることになりました。
 日本人のいない野外コンサートは、初めてです。イランの人達は感動する程動き続け、一生懸命舞台作りをして下さいました。レバノンからのガジ教授はじめ制作スタッフが集まり、イラン人とレバノン人と日本人とで作り上げたコンサートです。11月10日、美しい日でした。陽の美しさは、テヘランに来て初めての晴れやかなさわやかな空気に包まれ、清々しい天気に恵まれました。ところが6時スタートのコンサートの時には、マイナス10度と下がり、耐えられる寒さではなかったのです。寒さに震えながら硬直したままのコンサートは、その時何が起こったのかすぐに理解出来ませんでしたが、 日に日に気づき考えること多く、学ぶ事の多いことに驚くばかりです。あまりの寒さに耐えられず、半分は途中で帰らざるを得なかったものの、残った人は大変喜び感動されていました。翌日11日は、前日とは比べ様がない程寒さが和らぎ、私はたくさん着込んでいたこともあり、寒さを感じず体中から力があふれ、最後に「五女山」の映像が映し出された時には、胸の奥から涙がこみ上げ、心の奥から人生にありがとう、と感謝の気持ちで一杯でした。出会いがあり、発見があり、得ること多く帰国しました。この経験を今後の動きであらわして参ります。
 ガジ教授は、私の詩は世界で私一人より書けない詩であり、学会で研究しなければならないものであり、世界中の神を一つにし平和を作ると確信し、その裏付けを論文にして下さるとおっしゃっていました。私は、自分のはたらきや真の自分の資質がわかってきました。世界に役立てるという確かな手がかりをつかむことが出来ました。いだき講座の事を更に深く伝えていき、自分をあらわして参ります。
 五女山に行くことが出来、高句麗の偉大さを改めてわかりました。私の生命に受け継がれた高句麗の歴史は いだきしん先生に会え、蘇ることが出来、自分の人生を通し体現出来ることは、私一人の喜びではなく、代々の魂の喜びであります。五女山の風に吹かれ、天を感じない人はいないでしょう。天の世界は愛にあふれていることは誰もが感じることでしょう。そしてこの度のイランでのコンサートの意味することの深さを私は理解し、身につけ、必ず道を作っていこうと心は燃えています。全てに感謝します。ありがとうございます。
 五女山の夢に向かい開催します大地の声「五女山」にて天の世界で生きる喜びを共にしたいと望みます。愛にあふれ、光に満ちる人を、世界は待ち望んでいます。