2004年 いだきしんペルセポリスコンサー イラン、シラーズにて

2004年10月14日、イラン・イスラム共和国、シラーズ、ペルセポリス遺跡(ユネスコ世界遺産)にて開催。

「精神の源に流れる愛が悪を溶かし正義と平和を実現することを経験しました。」「このペルセポリスコンサートは本当に特別なことで、初めてこの地での開催となりました。」

(代表高麗恵子挨拶より)


  • 出演:いだきしん
  • 日時:2004年10月14日
高麗恵子メッセージ いだきしんペルセポリスコンサートに寄せて

「縄文」コンサートにて、世界精神が表現され、世界に伝播したと感じた時、不可能であったペルセポリ スコンサートが急遽急展開し、決定しました。革命後、音楽が禁止されていた国でのコンサート開催は、革命と言われていました。ペルセポリスは、ペルシャ の歴史を象徴する聖地であり、世界遺産でもありま す。聖地に観光客が訪れる事をも反対する人達がある中で、開催出来たのです。そして、女性である私 がコンサートの最後にステージに上がりスピーチ出来た時、新しい時代の到来を誰もが喜んで下さったのです。イスラム教国においては、私は NPO高麗の代表でありながら、紹介されることもなく、名刺を交換することも出来ませんでした。あの瞬間は奇蹟でした。
 一神教の源であるペルセポリスにてコンサートが 出来、見事にペルセポリスの歴史とエネルギーをいだきしん先生が表現され、真実はあらわれました。 悪は溶け、正義の実現に向かうエネルギーにあふれる表現でした。神とひとつで生きていたダリウス一世の状態もわかりました。
 今、私達は、天とひとつで生きることが、自律と わかり、生きはじめました。一人一人自律し生き、 世界で自分でしか出来ない事を実現する時、平和な新しい時代が作られるのです。存在があらわれた今、 世の中は益々闇が表にあらわれ、悪があがく様な現 象があらわれるでしょう。その度、罪のない尊い生命が奪われ、悲惨な出来事が起こる現実に、胸が痛むばかりです。が、くじけてはいられません。どんどん動き、愛のエネルギーを広げていく事より解決はないのです。
 高句麗建国の地五女山城にて、「真に悲しみがわかる時、人間は先を作る為に動く。先を作る事が、愛。」 とわかった事が私の支えであります。真実が表現された時、真実はあらわれるのです。いだきしん先生が、人も自然もあらゆる生命とひとつになり生まれる生命の音を、瞬間瞬間即興で表現する時、世界は変わるのです。生命から生まれる音は、今から未来に向かっているからです。過去の歴史の繰り返しではなく、「今」生まれる生命の音は、新しい人類史を作っているのです。私は、表現出来たら勝ち、と言い聞かせ、表現の機会を作ってきました。表現は、時が来ないと生まれないことも重々わかっています。新しい時代を切り開く表 現の機会とし、ペルセポリスコンサートが実現出来ました事は、歴史が変わる瞬間だったという事は、未来に証明されることでしょう。世界平和の実現と、次世代が生きられる地球環境を守る事は、生命の法であり、人間の自然のはたらきです。一人一人が取り組む事であります。 生命は、次の生命の為にはたらいている訳ですから、生命のはたらきを取り戻した人々には自然に生まれる気持ちです。しかし残念ながら、物やお金が優先され作られた社会で生きる事を強いられ生まれた現代人には、失われてしまっているはたらきである事が悲しい現実です。 生命の声であるいだきしんサウンドを聞けば、取り戻される、蘇る、と希望を失わず活動し続けて参りました。平和な社会を作る事は、一人一人が本音を表現する事であり、自律し生きる事であるとはっきりと示された 今、共に動き、共に作る時代がやっと訪れたのです。その様な理由から、ペルセポリスコンサートは皆様と共に 作っていきたい気持ちで、寄付金のお願いをさせて戴き ました。たくさんのお気持ちを頂き、いつも身にしみ、ありがたく感じ、共に作る喜びが生まれて参ります。
 次は「高句麗伝説」、そして来年レバノンに向かいスタートしました。新しい人類史を刻む今この時に出会え、共に生き、平和を実現する人生を...