2004年 いだきしん「縄文」コンサート 青森、三内丸山遺跡にて

2004年7月3日、青森県、三内丸山遺跡にて開催。
主催:NPO高麗 後援:青森県 協力:FM青森

日本を代表する縄文時代の遺跡、三内丸山にて開催された「縄文」コンサートは日本人の精神のルーツを辿り、人間が真に活力に満ち自由で創造性に満ちていた時代の感性を呼び起こすコンサートとして企画開催されました。この「縄文」コンサートが、イラン・ペルセポリスにての「文明間の対話」コンサート実現の基礎となりました。


  • 出演:いだきしん
  • 日時:2004年7月3日
高麗恵子メッセージ いだきしん「縄文」コンサートに寄せて

 「縄文」コンサートは、大変大変素晴らしく感動しました。一番会いたかった人に会えた悲しみ、そして喜 び。胸の奥から突き出る感情。切断された悲しみ、そして今やっと出会えた喜びが叫びとなり、私は後半40分間位は、大声上げて泣き、号泣し、震えが止まりませんでした。高句麗建国の地 五女山城に行った時 と同様の経験だと、後から先生に話して頂き、理解出 来ました。泣いても泣いても突き上げる涙と震えは、出会いの悲しみ、喜びであったと今感じています。「一番会いたかった人に会えたのは悲しみでもある」と先生から伺った時、この経験が何であったのかがよくわかりました。やさしく、美しく、繊細で、力強く生きる縄文人の魂に出会え、身も心も一掃されました。コンサート数日前より、いつも痛む頭(終わりそうな人に会うとズキズキ痛む)がひどく痛み、思わず先生に、破壊しそうに痛いと訴える程でした。が、痛む頭を抱えながら、動く事はやめることが出来ず、活動し続けました。コンサートにて、何もないところから有形無形の文化を生み出していく創造のエネルギーが 大切であること。誠を尽くすという武士道の精神は、縄文人の精神、魂とつながっているという先生のお話をそのまま体感、体得することが出来ました。たった一回の為に作り、終わると壊していくという私達の舞台作りも、正に縄文の魂であると聞き、誇りを感じました。照明の見事さに感謝、感動し、皆で作り上げていくコンサートが時代を拓いていくと更に確認しました。コンサートにて、内面の変化の経験をすることが国創りの一歩であることはすぐにはご理解いただけず、常に困難はつきものですが、ひとつずつ壁を打ち破っていく喜びは、生まれてきた意味が深まり、生きている充実感はたとえようもありません。人類史を変えていく世界革命ですので、多くの邪魔が入り、なかなか人が集まらないことがいつも残念ですが、その度に立ちはだかる壁となるエネルギーと闘い、変えていきます。いずれ天の世界が実現されることは、私の目にはみえてきました。
 コンサート後、帰京する日に、ある神社に行ってきました。コンサート前に行った時、聖地でありながら多くの侵入者によって侵され、ぞっとする黒いエネルギーが渦巻き、私は鳥肌が立ち放しでした。このエネルギーと真実を隠している人間の意識とつながっているとみえ、一度先生に行って頂きたいと考えていたのです。神社はすっかり変わっていました。明るくやさしく、聖なる天のエネルギーに満ちていました。昨日の「縄文」コンサートの影響を受けていたのです。この事実を見、人間が変わらない訳はないと確信しまし た。多くの人は、空気や風潮によって振り回されて、 コントロールされ生きていますので、元なるエネルギーが変われば、自ずと現実がみえてくるのです。青森でも噂は絶えませんでした。確かめると、根拠は何もないのです。マスコミまでも噂によって判断している事実に驚き、あきれました。そんな中でも、自分の目で見、耳で聞き、体を運ばせ事実を確かめに来て下さる人も多く、希望を感じています。居合わせた人は、最高に幸せです。長い間、人間をコントロールしていたとんでもないものから解かれ、何もコントロールされない自由な生命、魂を経験出来たのです。人間の生き方は変わります。そして、時代も大きく変わります。尊き「縄文」コンサートに只々感謝の気持ちがあふれてきます。本当にありがとうございます。