いだきしんコンサート「時空を越える愛」


1997年12月4日、ビザンチン様式のモザイク壁画が美しい、イタリア・シチリア島のモンレアーレ大聖堂でのパイプオルガン演奏、翌5日州都パレルモ市の文化遺産で、ヨーロッパ最大の劇場の一つ、マッシモ劇場でのピアノによるチャリティー・コンサートを開催いたしました。
コンサートの収益金はすべて、テレフォノ・アズーロ(命の青い電話)に寄付されました。


  • 出演:いだきしん
  • 日時:1997年12月4日(モンレアーレ大聖堂)
    12月5日(マッシモ劇場)
いだきしんメッセージ 「時空を越える愛」

「時空を越える愛」

内面の輝き、美しさが人間の生命の本来の姿であり、愛に満ちた人生そのものです。私の10代は、全身、病におかされ、数回の生死の境を経験いたしました。生死の境のうちにも涙しながら感じたかすかな希望。
それからこのかすかな感じが肉体の内面で永遠の導であることを理解するのに十数年の月日を費やしました。
肉体の内面を自覚することにより病んだ肉体は、ある時は少しずつ、ある時は劇的に癒され、同時に、数限りない多くの内面的に傷ついた生命が私自身の肉体の内面で出会い、交わり、広い空間に溶けあい、癒されてゆきました。私は何ひとつ意志することも意図することもないのに、次々と肉体の内部で出会いは繰り返され、自然空間と一体化するのです。これらの一連の自然な皆様との内面的出会い、交流を即興演奏で顕します。
皆様の生命の内面で真の愛が感じられ、この広大な宇宙で永遠に輝き続けますようお祈りいたします。
ありがとうございます。